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2018-04-06 09:11:00


四月六日(金) 玄鳥至(つばめいたる)

久しぶりに房総のお魚が入荷します。
今回は千倉から。

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鯛三兄弟。左から、
 金目鯛(キンメダイ:釣 / 天津小港)
 石鯛(イシダイ活 / 千倉)
 鬚鯛(ヒゲダイ:活 / 千倉)

大当たり、極上品です。
ほんとにうまい。
身の締まり、磯の薫り、旨味、舌触り(しっとりさときめ細かさ、水分率)段違い。

さて、その中でも鬚鯛(ヒゲダイ)は、
イサキ科の魚種では最も漁獲が少ない希少なお魚。
市場図鑑でも「知っていたら達人級」「極上の美味」と紹介されています。

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その名の通り、顎鬚がチャーミング。
触ってみると。。。


ヒゲの部分をアップすると...

hige.jpg

トゲトゲなのでジョリジョリしていると思ったら、
なんかイソギンチャクみたい。やわらかい…不思議な気持ちに…

それなのに、身はプリプリで弾力がすごい。
とにかく、食い物屋をやっていてよかったなぁ!としみじみ思える味わい。

お値段はキンメダイ・ヒゲダイ・イシダイ三点盛で千円(一人前税抜)。
千倉の仕入れ元さんのご協力価格です。
おかわりは一人三皿まで、早い者勝ち!



閑話休題


当店鯨屋という事で日本酒が生酛・山廃、熟成酒が多いです。
旨味と複雑味が強いお酒です。
一般的には鮮魚には向かないとされています。

今回のお魚、あまりにもうまいので勇気を出して試してみました。

 ・新政 瑠璃 木桶生酛 (2016by熟成)
 ・郷の誉 純米大吟醸 生酛 (生)
 ・秋鹿 純米 生酛 無濾過生原酒 (自営田 雄町)
 ・秋鹿 純米大吟醸 入魂之一滴(袋吊 無濾過生原酒)

結論、美味しい。

というか、一般には魚介に合うとされる綺麗で上品なお酒も用意していたのですが、
全く手が伸びない。それくらいおいしい。


もしかすると、根本的な合う合わない、も去ることながら、
「お酒のパワーと、食材のパワーに大きな落差」が生じたときに合わなくなるのでは。

つまり、ものすごく美味しい物同士なら、
合う合わないの次元ではなくなるのでは。
(合わせる、ではなくて追求の結果として合う)

また一歩、答えに近づいた気がします。
ご縁に感謝です。