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2018-05-23 16:06:00

小満 蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)

季節の献立を更新しました。

写真は蕨(わらび)のおひたし。
ザトウクジラの湯引き肉に巻いてもおいしいです。

蕨の歴史は古く、起源は縄文時代よりも前に遡るとの事。
元々はわらび餅でも知られるように、でんぷん質を採取していたようです。
稲作が始まる前の貴重な「ある程度まとまって生産ができ、保存可能な糖質源」だったのでしょう。
とは言え、10Kgの蕨からわずかデンプン70gしか採れないのですが。

話を戻して。
実際に、凶作の際の農家さんの非常食でもあったそうです。
一方で、わらび餅は醍醐天皇が好物としており太夫の位を授けたという言い伝えがあります。
なんだかコーヒー豆の世界に似ている気が。
生産するのは途上国の貧しい農家さん、消費するのは先進国の豊かなホワイトカラー。
(無論、昨今はフェアトレードなど様々な取り組みがあるので一概に言えませんが)

今までどのような社会だったのか、今後どのような社会になるのか(したいのか)。
私たちは大きな歴史の分岐点にいるのでしょうね。

欲望の経済史~ルールが変わるとき~